表装を学ぶ
- 花墨舎-sisui
- 2022年12月14日
- 読了時間: 2分
以前から興味を持っていましたが、やっとその時期が訪れたようです。
これまでも表装の本を取り寄せたりしてはいましたが、実際の工程を知らないのでどうにも手が出ず、年月ばかりが過ぎていました。幸いにも近くに表装教室があることを教えていただいたのをきっかけに、やっと重い腰を上げることができました。
紹介してくださった雀遊さん、ありがとうございました。
先月末の初めての「裏打ち体験教室」では一通りの工程を観たはずなのに、返事だけはハイ!と威勢が良かったのに、全く覚えていない自分に呆れるほどでした。それでも回数を重ねると自然に体が覚えるようで、二度目になる表装教室での裏打ちでは刷毛の撫でる音がリズムに乗っていて自分でも驚きました。
裂を裁断しほつれを取る作業は細かく時間を取られますが、美しく仕上げるには必須。これも結構好きな作業です。
そして、同じように裂を裏打ちをします。
仮貼り板に張って乾くのを待つ…ここでお時間となりました。
まだまだ完成までにはたくさんの工程を経て行くことになりますが、いくつになっても学ぶ愉しみは感じられると、日暮れの早くなった師走の街を後にしました。
作品は十年前に書き溜めてあった「薫」の一文字です。
出来上がった暁にはこちらでも紹介したいと思います。

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