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欧陽詢 楷書「九成宮醴泉銘」

  • 執筆者の写真: 花墨舎-sisui
    花墨舎-sisui
  • 2022年6月23日
  • 読了時間: 1分

お一人欠席の今日の稽古は、この5月6月に入会されたFさんとMさん。






今月の課題は「九成之宮」です。

画数が少ない分、基本点画が書けているかどうかが明らかになりますので、

初学者には難しくもありますが、避けては通れない課題にしています。


特に、「九」の二画目の収筆は皆さん、手こずっていらっしゃいます。

筆管を向こう側から手前に倒してカーブを曲がり、収筆は押し出します。

ここで、手前に倒す?向こうに倒す?…???と?が並んでしまうようです。





言葉で理解するのは確かに難しいので、添削の際には、半紙上に書かれていく文字の形ばかりを視ず、筆を持つ手の動きを視るように伝えています。






欧陽詢76歳の書は、豊かさの中にある理知的な強い線での構成と表現、端正でありながら窮屈さを感じさせないという特徴があり、楷書の標準的な字体を知る絶好の資料で、古来より

「楷法の極則」と云われる銘品です。


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